木製の屋外家具として人気な素材はチーク素材です。
チーク材は耐水性や耐久性に優れているので、気候の影響を直接受ける屋外家具にぴったりです。
しかし、強い耐水性や耐久性を持ったチーク素材の家具でも、手入れは必要なのでしょうか。
そこで今回は、チーク素材の屋外家具の手入れ方法を解説します。
□チーク素材の家具の特徴について
チーク素材の屋外家具の手入れ方法を知る前に、チーク素材の特徴に知っておく必要があります。
なぜなら、特徴を理解していないと誤った手入れをする可能性があるからです。
チーク素材の特徴についてあまり知らない人はここで確認しましょう。
チーク素材は、天然の油成分を多く含んでいるため表面が滑らかでしっとりしています。
耐水性や耐久性に優れている理由は、油成分が含まれているからでしょう。
チーク素材の屋外家具を長期間使用すると、太陽の光によって木に含まれる油成分が蒸発して、表面の色が変わります。
表面の色は、時間の経過とともにだんだんと薄くなり、最終的に灰色に変化します。
色の変化の早さは、湿気の多い地域では早く、乾燥した地域では遅いでしょう。
表面の色が灰色になるので、腐食していると勘違いする人がいます。
しかし、表面上の色の変化だけなので腐食していません。
変色が進むと、表面に小さいひび割れが現れることがあります。
これは自然にできるひび割れのため、内部が壊れているわけではないので、耐水性や耐久性は変わりません。
チーク素材は、時間とともに見た目が大きく変化する素材なので覚えておきましょう。
□チーク素材の屋外家具の手入れ方法について
それでは、チーク素材の屋外家具はどのように手入れすればいいのでしょうか。
家具に汚れやほこりが付着している時は、濡れ雑巾でふき取りましょう。
特に、家具に食べ物の油分がついたり、ジュースやワインのような色が濃い飲み物をこぼしたりした場合は、速やかに汚れをふき取ることでシミを防げます。
また、チーク素材の表面が粗くなった場合は、もとの滑らかさを取り戻すために、サンドペーパーで磨きましょう。
サンドペーパーをかける時は、汚れを落として十分乾燥させてから行いましょう。
他にも、新品のような色合いを取り戻したい場合は、チークオイルを塗りましょう。
□まとめ
今回は、チーク素材の屋外家具の手入れ方法を解説しました。
チーク素材は油を含んでいるので、耐水性が強く濡れ雑巾で汚れを落とせます。
また、表面が粗くなった時はサンドペーパーを掛け、色合いを戻したい時はチークオイルを塗ることで新品のように再生します。
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