風水では、運気は玄関から入って家の中をめぐると考えられています。そのため、重要な場所である玄関にはいい気を呼び込めるものを置くことが大切です。そこで今回は、風水的にいい運気を運んできてくれる玄関ドアや表札についてご紹介します。
玄関の方位が変われば運気を呼び込む玄関ドアの色も変わる
土地の場所や形、道路との位置関係によって、玄関の位置はある程度決まってしまいます。風水的に好ましいとされる玄関の向きは東や南東ですが、どの方位であってもドアの色によっていい運気を呼び込むことができます。
■北向きの玄関の場合
北は水の気を持ち、悪いものを流す効果がある一方で、冷えやすいという難点もあります。ドアの色は赤、ドアノブはシルバーがいいようです。さらに、金属製のベルを掛けるとよりいい運気が集まってきます。
■北東向きの玄関の場合
北東は土の気を持っています。鋭く速い気が入りやすく、健康に悪影響があるかもしれません。光沢感のある白いドアにシルバーのドアノブがおすすめです。
■東向きの玄関の場合
東は木の気を持つ玄関に適した方位です。鮮やかなグリーン、またはクリーム色のドアに木製のドアノブを組み合わせると運気をアップさせることができます。
■南東向きの玄関の場合
南東は風の気を持っており、玄関との相性がいいようです。ドアの色は濃いグリーン、クリーム色、青のいずれかを選び、木製のドアノブにするといいでしょう。
■南向きの玄関の場合
南は火の気を持ち、美や知を象徴しています。鮮やかなグリーンや濃いグリーン、青、紫のドアと木製のドアノブが好相性です。
■南西向きの玄関の場合
南西は土の気を持つ地面を象徴する方位です。黒、落ち着いた色味の赤、グレーのドアにシルバーのドアノブを選ぶと、安定感が生まれます。
■西向きの玄関の場合
西は金の気を持つ方位で、金運に影響を与えます。ドアの色は黒や落ち着いた赤、グレーにして、シルバーのドアノブを合わせるといいようです。
■北西向きの玄関の場合
北西は天を表し、組織力や自制心が強化される方位です。黒、落ち着いた赤、グレーのドアにシルバーのドアノブが好ましいとされています。
表札は素材と文字の彫り方にこだわろう
その家の顔ともいえる表札は、風水では重要なアイテムとなります。
表札には金属や石、強化プラスチックなどさまざまな素材が使われますが、風水の観点では木が最適です。特にヒノキやイチイがいいといわれています。
しかし、木が風水的にいい素材だとしても、建物のデザインとミスマッチな表札を掲げるのはおすすめできません。そのようなときは、石でできた白い表札を選ぶといいでしょう。なお、黒やグレーの表札は気の停滞を招くといわれています。
また、表札の文字は、運を盛り上げるという意味合いで浮き彫りにしましょう。文字の部分を彫り込むとお墓を連想させるため、縁起が悪いようです。そして、書体は読みやすさを重視してください。変わった読み方をする苗字の場合は、ローマ字表記にして読みやすくするという考え方もあります。
玄関周りの環境も整えよう
ドアの色や表札だけでなく、玄関周りの環境を整えることも大切です。清潔で明るく、いい香りで満たすといいでしょう。インテリアにも風水を取り入れる、さらなる運気を呼び込む玄関に仕上げてください。
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