皆さまは、
「昔の郵便ポストってどんな形なのだろう」
「自宅の郵便ポストをレトロな雰囲気にしたいが、どうすればいいかわからない」
と感じたこと、または考えたことはありませんか。
最近では、自宅の郵便ポストを個性的なものやレトロな雰囲気のあるものにする方も増えています。
そこで今回は、郵便ポストの歴史についてお伝えします。
□木製の郵便ポスト
日本で初めて郵便ポストが設置されたのは1871年であり、最初の郵便ポストは木でできた四角い箱でした。
東京、京都、大阪と、その3都市を結ぶ街道に設置されており、そして現在使われている「郵便ポスト」という呼び名ではなく、「書状集め箱」と呼ばれていました。
その名の通り、この木製の郵便ポストは、脚付きの台の上に乗せた四角い木の箱でした。
当時の郵便ポストを木で再現して自宅につけると、とても趣深いものになるでしょう。
□黒い郵便ポスト
次の形の郵便ポストが現れたのは、初めて郵便ポストが設置された1871年から1年後のことでした。
1872年になると、郵便が3大都市だけでなく全国で実施されるようになったため、郵便ポストも全国各地に配置され、それに合わせて杉の板で作り、角や屋根を鉄で補強して黒く塗装した「黒塗柱箱」が製造されました。
俗に言う「黒ポスト」の誕生です。
この「黒ポスト」を自宅用の郵便ポストに採用したら、和風で重厚感のあるエクステリアとなるでしょう。
□鉄製の赤い丸型ポスト
1901年までの約30年間、全国で活躍した黒ポストに代わり、1901年からは皆さんも写真などで一度は目にしたことがあるであろう、赤色で丸い鉄製のポストが使われ始めます。
郵便ポストの色が黒から赤に変わったのには理由があります。
当時、郵便ポストは「郵便箱」と記載しており、公衆便所は「垂便箱」と呼ばれていました。
この二つの名前が非常に似ていることからわかる通り、酒に酔った人が間違えて「郵便箱」で用を足す事故が多く起こったことが原因という説が有力です。
さらに、黒色だと夜は見えにくいということもあり、イギリスで採用されていた赤いポストが日本でも採用されました。
また、火事で焼けてしまわないように鉄製にし、通行の邪魔にならないように丸形を採用しました。
この「赤色丸型郵便ポスト」を模して自宅に置くと、とてもかわいくておしゃれな家になるでしょう。
□現在の郵便ポスト
そして、1950年ごろから現在の四角いポストに変わっていきました。
四角くなった理由は、丸形よりも収集容量が大きく、郵便物を取り出しやすいからです。
□まとめ
今回は、郵便ポストの歴史についてお伝えしました。
レトロな雰囲気の郵便ポストを購入しようとしている方の助けになれば幸いです。
また、当社のエクステリアセレクトショップでは、レトロな雰囲気のものを含め、他にはない『当社オリジナル』のものや、国内外から取り寄せたおしゃれで個性的な自宅用の郵便ポストを提供しています。
郵便ポストの購入をご検討中の方は、一度お気軽にご連絡ください。
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