建築物の空間のアクセントとして、ホテルやリゾート地など公共の場で見かける大型植木鉢ですが、最近では一般個人宅の玄関先や玄関ホールでも、おしゃれで存在感のあるものをよく見かけます。鉢植えなので移動や模様替えが簡単なため、木を植える場所が無くても簡単に取り入れることができますね。その際、注意するポイントはどんな部分でしょうか?
イメージを描いてみましょう
内径50センチ前後の大型鉢は、それだけでも充分存在感がありますが、鉢に見合う高さの植物が空間を占めると、その迫力は想像以上に躍動と癒しをもたらしてくれます。鉢の置き方にも工夫すると、鉢と植物を選んだときに思い描いたイメージや、意外な演出効果が期待できます。
・引き立たせるポイントの両脇にシンメトリーに配置
玄関ドアやホールの両脇に置くと、豪華で落ち着きをもたらす空間を演出できます。
・最初に目がいく場所に
最初に視点がいく空間の焦点や入り口に配置すると、その場所の第一印象となります。
・ランダムに並べて植物園のイメージで
通路や庭などの狭いスペースや限られた場所に、ランダムに数個を配置します。周りとのバランスで効果が倍増します。
必要な大型植木鉢の条件
鉢は植物がうまく育つためにとても大切な部分を担っていますので、選ぶ際にはまず素材や形状から見ていきましょう。
・紫外線、温度変化に強いもの
屋外に置くことが多いため、紫外線、温度変化による影響に耐えられる素材は、テラコッタ、陶器、合成樹脂などがあります。
・安定感と重みのある割れにくい素材
強風による転倒を避けるため重心を下にする必要があります。陶器、素焼きが適切ですが、それに加えて割れにくいという条件も必要になってきます。
・底に水はけの穴があいている
底に鉢内の水を排出するための水はけの穴が開いていること。穴が開いていないものは鉢カバーで、直植えするための植木鉢とは別のものになります。
お互いを引き立てあう鉢の例
植物と鉢、それぞれが持つ性質をより引き立たたせるためにも、植物と鉢のマッチングは大切です。それぞれに独特な形状を持つ植物は、それに見合った雰囲気の鉢を選ぶことによりお互いの魅力が増しますね。次にご紹介する商品は、シンプルでさまざまな種類の植物に合わせられる汎用性と品質の高さをあわせ持っています。
クレイポット(CLAYPOT )
焼き物のようで焼き物ではありません。マグネシアセメントとガラスファイバーの組み合わせにより、耐久性に優れ、気温の変化にも強く、また生地の色で成型されているため劣化が原因の色落ちはありません。自然な風合いで色あせていくのが特徴です。シックで本格的なアート感がありながら、自然な風合いで背景に溶け込み、植物を美しく引き立たせ、周辺の雰囲気をクールに演出します。
「トールスクエア81」
長く愛されるベーシックな形状とカラーで汎用性が高く、室内外で使用していただけます。
高さ約80cmと大型なので、玄関に一つあるだけでとてもおしゃれです。
トウキョウ(TOKYO)
鮮やかなカラーバリエーションで、スタイリッシュな演出が出来ます。紫外線に強いので屋内だけでなく屋外での使用にも耐え、土の汚れ落としも水をかけるだけと簡単です。スタッキング機能を生かした組み合わせで高さや色も自由に変えられます。高くした場合、下にくる部分に砂利を加えることで重心を下に出来るので安心ですね。自分のセンスで植物が映える彩りを見つけ、また変化をつけることでも楽しめます。フランス製ですが、東京をイメージして作られたので都会的な演出にも効果があります。
「Duo直径40cm+50cm」
フランス製の樹脂プランターは、他のプランターにはない色の組み合わせが楽しめます。
様々な組み合わせで玄関先やベランダ、室内を彩ってみてください。
大型植木鉢を取り入れる際には、建築物を含む全体のイメージを描いて、デザインだけではなく素材や品質を見て植物とマッチさせることがたいせつです。周囲の雰囲気に合わせ、演出効果の高い配置をすることでリゾートホテルのような洒落た雰囲気を楽しみましょう。
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