大切な植木や草花のために、季節を問わず庭の水やりは欠かせません。特に晴天続きの夏場は朝晩の日課として優先的に組み入れる作業です。水をあげる度に出し入れしなければならないホースの収納は時にはおっくうに感じるかもしれません。必要な機能を備えた散水ホースを庭とコーディネートしてみれば、水やりが待ち遠しくなりますね。
散水ホースの形、いろいろ
購入する際にまず押さえておきたいのが、ホースの長さと蛇口サイズや形状です。12メートルから20メートル前後が一般的ですが、水道栓から植物までの距離は必ず事前に調べておきましょう。同時に、蛇口のサイズと水道栓の形状が合っているかもチェックポイントです。横水栓、万能自在水栓、散水栓、などさまざまな蛇口の形状に合わせるためには、別売りの部品が必要になる場合もあります。また、ホースの品質は雑菌が繁殖しにくいものが良く、ホースの太さは水圧の変化に影響を及ぼします。ホースの収納方法も、庭に据え置く場合には取り出しや巻取りに手間がかからず、また、日差しの影響によるホースの劣化を防げるカバー付きが良いでしょう。
水やりは意外とデリケート
植物への水やりは簡単なようで意外な盲点もたくさんあり、ただ水を撒くだけでは逆効果になってしまうこともあります。基本は天候を見ながら、土が乾いたころを見計らって行うことですが、植物が大きく育つためのコツを押さえて楽しみましょう。
水の温度に注意
夏の日中、ホースに溜まった水はかなりの熱さになっています。植物を枯らさないためにも最初の数秒間は水を出して、熱くなりすぎた水をホースから抜くようにします。
水量に注意
強い水流で土に水をかけると泥はねが葉の裏に付着して、虫がついたり腐ったりする原因を作ることになります。シャワーヘッドは7段階ほどの水量調節機能があるものが望ましいですね。優しいミストや低木用のアングル機能がついたものがおすすめです。水をあげることで土に空気を通していることを忘れずに撒いてあげましょう。
水は溜めない
鉢植えなどの受け皿に溜まった水はその都度捨てて、腐った水を残さず根腐れの原因を作らないようにして水はけの良い土壌を保ちましょう。
おしゃれなスタイルの水やり道具で
散水ホースのスタイルは、おおまかには従来のDIYショップにあるコイルホースの置き収納型、また、目にも楽しいポップでスタイリッシュなものやデザインの重厚さに特色があるもの、使わない時にはホース自体が縮むものなどがあります。飾りつけも兼ねた壁掛け収納としては、物置小屋の壁などに船の舵やハンティングトロフィーなどをおしゃれにかたどったオブジェのようなフックを取り付けてホースを巻き付けたものなどがあり、住む人の個性を表現することもできます。人気のイングリッシュガーデン風、リゾート風、と庭のスタイルに合わせた散水ホースを選んで庭をおしゃれに演出しましょう。
- イングリッシュガーデン風……アルミ鋳造フレームで深い色合いと重み、立体感があるデザインです。置くだけでも絵になり、水やりが楽しみになりますね。
- ポップなカラーのコイルホースや伸び縮み型……明るい色合いで軽く、持ち運びの移動がしやすくなっているため、朝晩の作業が楽になりますね。
- 壁掛け型……ホースリール掛け自体がオブジェになっているもので、デザイン性が高いものを選べば楽しく気分が上がります。
まとめ
散水ホースを選ぶときは必要な条件を備えたお好みのデザインのものを選ぶと毎日の水やりが楽しめます。草木を枯らすことなく大きく成長させるため、水まきの重要さを再確認し、お天気と相談して行うことで、有意義な時間を過ごせますね。
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