屋外家具の塗装はモノのイメージをガラリと変えて、より素敵な仕上がりを楽しむことができるので魅力的ですよね。
屋外家具を日曜大工で自分で1から作り上げるとかなり大変ですが、購入したものを塗装するだけであればそれほど労力はかかりませんし、それだけで屋外家具をさらに魅力的に、また自分好みにすることができます。
そこで今回は、屋外家具の塗装を失敗しないための方法に関してお話しします。
□目的に合った塗料選び
主な塗料の分類は、油性塗料と水性塗料に分けることができます。
油性と水性の違いは色の成分に混ぜ合わせてある液体(溶剤)で、油性塗料はシンナーなどの揮発性有機溶剤という、大気中で気体になる有機化合物、水性塗料には文字通り水が使われています。
*水性塗料
水性塗料の特徴は、臭いが少なく油性塗料に比べると乾燥時間が短めで、手や道具に付いた塗料は水で洗って落とすことができるので後片付けが簡単という点です。
また、水性はこの名前から、塗った後に水に濡れると溶けてしまう、脆い、失敗しやすいというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、水性の塗料も一度塗ってから乾かすと、強固に固まるので、雨の影響を受ける屋外家具にも使うことができます。
*油性塗料
油性塗料は、密着力が強く、耐久性に優れているので水性塗料よりも屋外家具の塗装に向いています。
しかし、有機溶剤独特の強い臭いや、乾燥時間の長さ、塗料の使用には専用の液を使う必要があることなど、使用には少し手間がかかります。
屋外に置きっぱなしにする時間が長いようなモノに関しては油性塗料を使うことで耐久性を上げることができますが、すこし大変だと感じる方は水性塗料でも可能ですし、雨など天候が悪いときは屋外家具にカバーをかけるなどの対策をとれば問題ありません。
□きれいに塗るためのポイント
初めて塗料を塗るとムラができたり、ざらざらになったりときれいに塗れないという失敗が起こりやすいものです。
せっかく塗装するのであれば、塗装をするときに失敗したくない、きれいに塗りたいと思いますよね。
*塗料を塗る前に下準備
塗装したい部分は事前に軽く雑巾などで汚れをふき取り、失敗しないように滑らかに塗料が塗れるようにしておくことが大切です。
*塗る環境も大事
塗料を塗る素材が湿っていると、密着度が低くなり耐久性が弱くなったり、防腐防虫効果が正しく発揮できなかったりする可能性があります。
きれいに完成させるためにも、梅雨などの、天気の変わりやすい季節には天候に注意して、乾いた素材に塗料を塗ってさらに最低1日は乾燥させておけるときに作業を行ってください。
□まとめ
購入した屋外家具にアレンジをすることは楽しく、また、その家具を使うことが楽しくなりますが、失敗して後悔しないためにも準備や対策をしっかりと行ったうえで、正しい方法で実行してください!
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