外出中でも宅配便を受け取れる宅配ボックスは、マンションのような集合住宅では一般的になりつつあります。また、最近では戸建て住宅にも設置できる宅配ボックスもお目見えしています。そこで今回は、不在にすることの多い家にとって、とても便利な宅配ボックスについてご紹介しましょう。
宅配ボックスは、宅配便の荷物を受け取るためのロッカーのような設備です。宅配業者はボックス内に荷物を入れることで配達を完了し、利用者はそれを取り出すことで受領できます。その利便性の高さから、宅配ボックスを備える集合住宅の人気が高まっています。
宅配ボックスは集合住宅用の設備というイメージが強いですが、最近は戸建て用も充実してきています。アーキフレームに取り付けるタイプ、壁や塀に埋め込むタイプ、スタンド立てタイプなどさまざまな種類があり、プラスチックやEVA素材の安価なものは1万円以下から見つけることができます。
基本的には、宅配ボックスの中に入るサイズの荷物であれば大丈夫です。ただし、生もの、チルド便や冷凍便、書留や簡易書留、代金引換や着払いの荷物、宅配ボックス禁止で発送された荷物は、宅配ボックスで受け取ることができません。
※2017年6月から、一部の書留が宅配ボックスで受け取れるサービスが日本郵便から始まります。申込みや宅配ボックスの確認が必要です。詳細は郵便局へ。
宅配ボックスは、不在時でも荷物を受け取ることができるため、再配達の必要がありません。これは受取人だけでなく、宅配業者にとっても大きなメリットだといえるでしょう。特に、平日の日中を不在にしている家庭では、夜間や週末以外にも荷物を受け取れるようになります。また、入浴時のように在宅でも対応できないタイミングで配達があったときにも重宝します。
非常に便利な宅配ボックスですが、デメリットもあります。それは、誤配送や盗難のリスクです。戸建て用の宅配ボックスはまだ一般的ではないため、不在がちの家だという印象を与えかねません。また、マンションのように管理人がいないため、いたずらの心配もあります。とはいえ、多くのデメリットは郵便物用のポストにもいえることなので、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思われます。ただし、帰宅時には必ず宅配ボックスの中をチェックするようにしましょう。
通販を利用する機会の多い方は、家に宅配ボックスがあると非常に便利です。しかし、宅配ボックスのない集合住宅にお住まいの方が玄関前に宅配ボックスを設置する場合、共有スペースを使うことになるため防災上の問題となる可能性があります。宅配ボックスの設置にあたっては設置場所を十分に検討し、のちのち問題とならないように注意しましょう
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