自転車に乗らないのに必要?将来に備えて自転車置き場を設置すべき理由
最近、自転車は通勤や趣味のツールとして注目されていますが、大人になってからは乗る機会がないという方も多いことでしょう。自分自身が自転車に乗らないと、エクステリアを設計する際に自転車置き場のことを忘れてしまうかもしれません。しかし、将来の子どもの成長を考えると、自転車置き場はとても重要なのです。今回は、自転車置き場を設置しておくべき理由と、設計の段階から想定しておきたい設置場所についてご紹介します。
自転車が必要になるタイミングがある
一般的な家庭で自転車の購入を考えるタイミングは、2回あると考えられます。1回目は、子どもを保育園や幼稚園へ送迎する必要が出てきたとき。2回目は、子どもが自転車に乗り始めるときです。子ども用の自転車は、早ければ4歳前後から、遅くても小学校入学前には与えることが多いようです。今はまだ必要がなくても、近い将来に自転車の置き場所で悩むことになるかもしれません。
自転車置き場は専用スペースがおすすめ
特に専用の自転車置き場を作らなくても、駐車場や庭の空きスペースに自転車を置けばいいと思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、自転車を置くためには思いのほか広さが必要です。
チャイルドシートを備えた自転車は、通常よりも横幅があります。また、子どもの自転車は成長に合わせて大きなサイズに買い換えることになります。さらに、2人目、3人目の子どものために追加の自転車が必要になることもあるでしょう。
自転車が増えるたびに行き当たりばったりで置き場所を決めると、自宅の外観が乱雑な印象になってしまいます。また、屋根のない場所に自転車を置くと雨の日に不便なだけでなく、サビが発生して車体が傷んでしまうことにもなりかねません。
自転車置き場を作るときのポイント
自転車置き場は、軒先や駐車場のそばに作るケースが多いと思われます。いずれにしても、雨よけの屋根は必須です。軒先を自転車置き場にする場合は、ひさしを長くしたり、テラス屋根を設置することで、十分に雨を防ぐことができます。駐車場に併設する場合は、カーポートやサイクルポートを利用するといいでしょう。
そして、忘れてはならないのが防犯対策です。自宅で自転車の盗難にあうことのないように、自転車置き場は外部から見えにくい場所を選ぶとともに、盗難防止グッズを使うようにしましょう。
将来を想定して自転車置き場を設計しよう
今は自転車置き場は不要だと思っていても、子どもの成長にともない必要になる可能性があります。エクステリアを設計する段階から想定しておけば、使い勝手の面でもデザインの面でも満足できる自転車置き場を設置できるでしょう。
コメント