素敵!こだわりのフェンスを自分でDIY

外構・エクステリア

世代を問わず、自身で大工仕事をするDIYに注目が集まってきています。DIYの人気とともにホームセンターの店舗数も右肩上がり。さらに今後DIY人口が増えていくことが予想されています。今回は、家のイメージを大きく左右するフェンスをDIYする方法についてご紹介します。

なによりも安価なのがDIYの魅力

フェンスを設置するケースのほとんどが、隣家や敷地外からの目隠しや庭づくりを目的にしたものではないでしょうか。フェンスを設置する場合、まず費用面がどのくらいなのか、気になるところですよね。仮に10メートル程度のフェンスを業者に設置してもらうとすると、最低でも10数万円から20万円程度の費用をみておく必要があります。しかし、自分でDIYすれば数万円程度に収めることができます。楽しくつくって、しかも安いなんて、とっても魅力的ですね。インターネットで検索すると、さまざまなフェンスのデザインや自作DIYの事例を丁寧に紹介しているサイトがいくつも見つかります。まずはそういったサイトを参考にして、どんなフェンスを手づくりするか、イメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。

もっとも大切なのが安全面

自分でDIYする際にもっとも注意しなければいけないのが安全面です。とくにフェンスはしっかり固定できていなかった場合、風で倒れたり、子どもが遊んでいるときにケガをする可能性があります。そのような事故を防ぐために必要なのが安全基準を守った基礎工事です。

柱を立てる場合は専用のフェンスブロックやブロックを使いますが、「地上1に対して地中部分は1/3程度」の長さが必要とされています。またこのとき、境界線となるブロック積がある場合と、ブロック積がない場合とでは基礎工事のやり方が異なります。

ブロック積に支柱を立てる

元々境界線などに使われるブロック積の穴に支柱を固定します。DIYでも比較的簡単に基礎を施工することが可能です。

地面に穴を開けて固定する

ブロック積がない場合はブロックを積む、さらにブロックに穴がない場合は穴を開けて基礎を作ることから始めて支柱を固定します。これはDIY上級者でもかなり難しい作業です。現存のブロックやコンクリートを壊して基礎を作る必要があります。

基礎工事は、地味でエネルギーを使う作業ですが、安全性だけではなく完成後の耐久性にも影響してきますので、絶対に手を抜かないようにしてくださいね。

アルミと木製のどちらを選ぶ?

フェンスの種類や素材はさまざまですが、アルミか木製のどちらかを選ぶ方が多いようです。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

アルミフェンスのメリット、デメリット

サビに強く、腐食する心配がほとんどないため、耐久年数が長いのがメリットです。デメリットは、DIYでアルミフェンスを整然と取り付けるのは意外に難しいという点です。土地の傾斜や基礎の大きさが微妙に違うため、細かい調整が必要になります。

木製フェンスのメリット、デメリット

ラフに設置しても見栄えが良く、エントランス全体を優しい印象にしてくれます。デザインやカラーの自由度が高く、DIYの醍醐味が存分に味わえます。デメリットは、木材は腐りやすく、定期的にペイントをするなどメンテナンスが必要になるため、維持に手間がかかります。

どちらを選ぶのかよいか、家との相性やメンテナンス性などを考慮しながら慎重に決定するようにしましょう。

▼その他の素材のフェンス

 ホワイトフェンス

「カントリー1型」

PVC樹脂でできたフェンスで、木製のものと違い、汚れが付きにくくメンテナンスフリーなのが嬉しいポイントです。もし汚れた場合は、水洗いが出来ます。また、耐候性に優れ、アルミフェンスよりも高耐久とされています。

▼もっと気軽にフェンスを設置したい時は…

 置き型設置も可能

「アメリカンフェンスS」

所々にバリや塗装はげなどが残る無骨な男前フェンス。
別売りのポストスタンドと金具を使用すれば、手軽に簡易フェンスが設置可能です。ガレージフェンスとして外で使用することはもちろん、店舗やお部屋のパーテーションなど屋内でも使用できます。

まずは挑戦してみよう

自分でDIYする魅力は、コストを抑えるだけでなく、自分で手づくりをしたという思い入れのある空間になることです。当然、最初からうまくいくわけはありません。たとえ失敗したとしても、味わいが出たり、笑い話になるだけです。インターネットやホームセンターで情報を集め、思いきって挑戦してみてはいかがでしょう。

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