スモールガーデンに役立つエクステリアグッズ
日本には昔から、箱庭や坪庭など、小さな庭を楽しむ文化が息づいていましたが、現代でもそんな小さな庭だからこその楽しみ方があります。そこで、小さな庭を開放的に広々と感じさせたり、立体的に植物を飾ったり、小さな庭づくりに一層役立つエクステリアグッズをご紹介します。植物と上手に組み合わせて、コンパクトながらも魅力あるスモールガーデンを目指しませんか?
フェンス周りの工夫
道路と敷地内を区切る塀はできるだけ圧迫感のないものにした方が、庭をより広く見せることができます。塀やフェンスは、防犯や外からの視線を遮る目隠しとしての役割も果たしていますが、中がまったく見えない背の高い塀を作るのは避け、背の低いフェンスや木製の柵を設けたり、常緑の植物で生垣を作るのがおすすめです。外からの視線を遮りつつも、植物にとって必要な日差しや風通しのよい環境をそのまま残すことができます。家の中からもお隣の借景が楽しめたり、空が広く見えたり、より開放的な気分を味わうことができますよ。
植物を立体的に飾ろう
スペースが少ない庭では、植物を縦方向に立体的に飾る工夫をしてみましょう。フラワースタンドや壁に取りつけるラックなどに植物を飾ってもいいのですが、空間を上手に演出する方法として、ハンギングバスケットもおすすめです。なかでも、ワイヤーのハンギングバスケットを水苔やヤシマットで包み込み、その中に土を入れ植物を植えこむイギリススタイルは、周りの草花とも相性が良く、庭の景色にもうまく溶け込んでくれます。さらに華やかで目立つ花を植えこめば、空間を生かした小さな庭のポイントにもなります。広い庭では埋もれてしまうようなグッズも、小さな庭だからこそ魅力を発揮するアイテムと言えるでしょう。
おしゃれなテラコッタ鉢に花を植えよう
平面のスペースが少なく十分な花壇が取れないときには、おしゃれなテラコッタ鉢に植物を植えて飾ってみるのも素敵です。鉢そのものの素材感や色合いも楽しめますし、鉢を移動させればお庭の模様替えも簡単にできます。
選ぶ鉢は、同じ素材のもので統一するのがベター。例えばテラコッタ鉢なら、サイズや形、色合いを変えてアトランダムに配置すれば、統一感を持たせつつも、植物によっていろいろなバリエーションを楽しむことができます。上級ガーデナーであれば、「モダン」や「アンティーク」といったテーマを決めて、ブリキや陶器、木製のものなど、いろいろな素材の鉢を集めてみるのもいいかもしれません。花壇に植えるのとはまた違った植物の楽しみ方が発見できますよ。
エクステリアにもこだわりを
小さな庭だからこそ、ひとつひとつのエクステリアの存在もとても重要です。大きな庭では埋もれてしまうようなささやかなグッズも、小さな庭では大きな存在感を放ちます。植物と同じようにエクステリアグッズも、小さな庭で生かせるかどうかに視点を置いて、こだわりをもって選びたいものですね。
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