味わいのある「レトロな庭」の作り方

外構・エクステリア

味わいのある「レトロな庭」の作り方

味わいのある「レトロな庭」の作り方

ガーデニングの醍醐味は、木や草花を育てることはもちろん、演出したり飾りつけたりすることではないでしょうか。そんなガーデニングの醍醐味が満喫できるアンティークな小物やアイテムを使った、おしゃれでレトロな庭を造ってみてはいかがでしょうか? 植物の植え方や小物選びなど、ヴィンテージ感をアップさせるテクニックをご紹介しましょう。

「レトロ風」な植物の植え方

まず庭の主役となる植物は、どのように植えたらいいのでしょうか? 迷ったときに参考になるのが裏庭のイメージです。裏庭は、正面にある庭よりも雑然としています。この裏庭のイメージを和風、洋風に分けて植物のレイアウトを考えてみると、まとまりのある空間が演出できます。例えば、和風の場合は、お寺の裏庭のイメージ、洋風の場合はヨーロッパの歴史あるホテルの裏庭のイメージがお手本です。それぞれの植物が自然に生い茂っているように見えて、実はバランスよく植えられているため、最終的に全体の調和がとれているというのが目指すところです。

和風レトロ 外構お寺で使われてきた竹細工の生け垣は、今では和風のお庭でもごく一般的になってきました。印象的な石材と組み合わせることで、雨に濡れるとより風情が出て美しいのが和風レトロ。日本に適したデザインなんですよ。和風に合わせて木製パネルの「D-POST」。施工:そとや工房

洋風レトロ 外構アンティークレンガを使って洋風レトロ門柱の完成。アンティークな風合いの茶色のポスト(現在廃盤)もまるで作り付けのよう。木製の扉はヨーロッパのコテージガーデンにありそう!「アイアンのヒンジ」を使って洋書で見たような門扉を自作する方もいますよ。施工:そとや工房


アンティーク風な小物を飾る

レトロな印象の庭を造るには、植物を植えこみながら、アンティーク風な小物の配置が欠かせません。ここで飾る小物は古い板塀やフェンス、ランプシェード、窓枠やキッチン雑貨など、ガーデンアイテムに限定しないことがポイントです。色褪せて塗料が剥げ落ちている小物や、ヒビが入って欠けている陶器類、ちょっと傾いたガーデンファニチャーなど、本物のアンティークでなくても、古びた感じが出ていればOK。見せることを意識しながら、植物の間に上手にディスプレイしてみましょう。
よりヴィンテージ感をアップさせたい場合には、大きめの古くなったガーデンファニチャーを中心にして、その中に植物を寄せ植えしてみるのがおすすめです。年月が経って、いつの間にか土や植物に覆われたような雰囲気が、レトロな感じや、ヴィンテージ感も演出してくれます。

カーサ
(機能門柱)

ヨーロッパのクラシカルアンティークなガス灯をイメージした門柱!

アンティークライト
(キチラー社)

古き良き時代にタイムスリップしたような上品で落ち着いたデザイン。

U形マリン
(レトロ外灯)

木の電信柱でよく使われた日本製の素朴なライト。今でも作られています。

シーグラス
(コイヤーマット)

レトロ風ガーデンにはシンプルがいい。泥除け、玄関マットに。


クラッシック立水栓
(双口)

昔、裏庭で見た。そんな懐かしい大正モダンを再現した立水栓。

アンティーク表札
(表札)
テンティーク風の表札は、レンガに似合う。他の色もあります。

Cubeレンガ
(WELCOMEセット)

まだらの色の入り具合がレトロガーデンのアクセントにぴったり!

お願いたぬき
(信楽焼き)

お庭で印象的なサイズ。顔だけお花の間からのぞいてもかわいいよ!


手作りのリメイクアイテムをプラスしてみよう

実際に古びたものがない場合には、今まで使っていた小物に手を加えて、アンティーク風にリメイクしてみましょう。

錆びた空き缶の作り方

空き缶は外に放置しておけば自然と錆びてきますが、さらに早く錆びさせる方法があります。缶全体に塩水をふりかけて外に放置すれば、普通よりも早く3日ほどで錆ついてきますし、錆を作るための専用の塗料も販売されています。また、スプレーペンキなどで、錆びた感じのペイントを施してもいいでしょう。異なる色を重ねて塗っていくと、色に深みが増して、自然な風合いに近づけることができます。

テラコッタ鉢のペイントとリメイク

プレーンなテラコッタ鉢をペイントして、アンティーク風な鉢に変えてみましょう。まず、鉢全体にベースとなる色を塗ります。次に、ベースの色をぼやけた感じにするような、汚れの色をかすれるように塗りつけます。淡いグレーやモスグリーンなど、自然に近い色合いがおすすめです。最後にサンドペーパーで、かすれた感じや色むらを作れば完成です。

レトロ外灯
(S形ボウル)

庭の雰囲気に合わせて電灯の笠を自分で塗り替えると更にシャビーに!

口金ポストカバー
(ティロワール)

門柱に引き出し!?中古住宅のポスト口もおしゃれにね。

木製ポスト
(スフレ)

フランスの農家の軒先にあるようなシャビーでレトロに作りました♪

オブジェピック
(陶器の花 カラー)

イングリッシュガーデンで大流行?レトロの中に現代アート風に。


レトロな雰囲気の庭は、どこか懐かしく居心地のよさを感じるものです。レトロな庭づくりで大事なことは、ヴィンテージ感を演出すること。一歩間違えると、ただの古くなって汚れたものになってしまいます。美的センスを発揮して、上質な雰囲気を作り出すことが、レトロな庭づくりを成功させるポイントと言えます。


 

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP