二世帯住宅のポスト選びのポイントは?
二世帯住宅で、両方の家族が気持ちよく暮らすためには、お互いのプライバシーへの配慮が必須です。自分たちの生活が、同居する別世帯に筒抜けになってしまうような状態は、最初は小さなストレスだったとしても、そのうち大きなストレスに変わってしまいます。そうならないためにも、玄関やキッチン、浴室を別々にするのはもちろんですが、個人情報が多く含まれる郵便物を入れるポストにも配慮したいところです。そこで、二世帯住宅のポストを選ぶにあたって、押さえておきたいポイントについて解説します。
二世帯住宅のポストのあり方
お互いのプライバシーを侵害しないためにも、玄関だけでなく、表札やポストも世帯ごとに分けるのが理想的です。自分宛ての手紙やDMなど、人に見られたくない郵便物もあります。しかし、同じポストを使用していれば、誰にどんな郵便物が来ているのか、別世帯の家族にもわかってしまいます。意外と多い!ちょっとしたプライバシーの侵害から始まる嫁姑問題。世帯ごとに1つずつポストを設けることで、そんな問題も解決することができるでしょう。さらに鍵付きのものを選べば、プライバシーを確保出来つつ、郵便物の盗難防止にも有効です。
どんなポストを選ぶべき?
二世帯住宅用のポストにはどんなものがあるのでしょうか?
大きめのポストの中が2つに区切られているものや、2つのポストが縦に連なったタイプ、個別のポストを横に並べられるタイプなど、さまざまなタイプのものが販売されています。また、1本のポールに2つのポストが取りつけられている、省スペース型のものも人気です。いずれを選ぶにしても、1軒の住まいとしての統一感を出すことが大切です。それには、ベースはシンプルなものにし、ワンポイントで個性を出すようにするのがおすすめ。同じデザインで色違いにしたり、親世帯・子世帯の区別がつくように、ポスト自体に名入れができるタイプにしたりするのも統一感がありきれいに見えます。
最近のポスト事情
最近は、ヨーロッパで作られたデザイン性の高いポストが人気を得ています。防犯や機能性、耐久性に優れているのはもちろんのこと、すっきりしたシンプルなデザイン、カラーバリエーションの豊富さ、ちょっとした遊び心を加えたものなど、多彩なラインナップが人気の理由です。なかでも、エントランスに圧迫感を与えない壁掛けのタイプやポールに取りつけられるもの、A4サイズの郵便物がしっかり収まる大きめサイズのポストが人気です。形やサイズだけでなく、扉が大きく開いて取り出しやすいかどうかも、しっかりチェックしておきたいポイントですね。
また、二世帯住宅用に名入れスペースがついているものや、表札がポストと兼用になっているもの、なかには宅配ボックスと一体化している多機能なものまであります。いろいろなポストを見比べながら、自分たちの暮らし方に合ったタイプのものを探してみましょう。
機能的とデザイン性を両立させたポスト選びに挑戦しよう
ポストは小さなものですが、それぞれの住まいのエントランスを飾り、外行く人たちの目線に留まる大事なエクステリアです。そして見た目だけでなく、耐久性や防犯性、プライバシーの保護まで、いろいろな機能を備えています。同居しているお互いの家族同士がそれぞれの生活を尊重し、気持ちよく暮らせる住まいづくりのために、これを機にポスト選びについて改めて考えてみるのはいかがでしょうか。
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