ナチュラルな庭づくりにはウッド素材とグリーンを合わせて
やわらかな雰囲気のナチュラルガーデンづくりに欠かせないのがウッド素材のアイテムです。ウッドフェンスや木製のガーデンテーブルなど木の素材を使用したアイテム配置のコツと、お気に入りのウッドアイテムを長く使い続けるためのお手入れ方法をご紹介します。
ウッドアイテムを活用したナチュラルな庭づくり
ウッドアイテムには主に3つの活用方法があります。
エクステリアのメインとして使用する
ウッドフェンスやウッドデッキ、ベランダなど、エクステリアのメインとしてウッドアイテムを使用すれば、家全体をナチュラルでモダンな雰囲気にすることができます。家の周囲をウッドフェンスで囲うのはもちろん、壁面や玄関一部にウッドフェンスを使えば、ぐっとナチュラルな印象にすることができます。ウッドフェンスとのコントラストを考え、植栽には美しい葉を楽しめる木々がおすすめです。
ガーデンファニチャーに取り入れる
手軽にナチュラルテイストを楽しみたいなら、ガーデンファニチャーにウッドアイテムを取り入れる方法もあります。木製のフラワースタンドやベンチ、テーブルセットなどを庭に置いてみましょう。ちょっと配置を換えるだけで庭のイメージを変えることもできます。
ポイント使いでアクセントをつける
さりげなく木の風合いを取り入れたいなら、ウッド素材の小物をポイント使いするのがおすすめです。
木製の鉢カバーや木箱などを使ったり、オーナメントでデコレーションをしたりすれば、普通の庭がかわいらしいナチュラルガーデンに早変わりします。また、植栽の根元などにバークチップを敷き詰めるのもよいでしょう。
ウッドアイテムのお手入れポイントとは?
ウッドアイテムは屋外で風や雨にさらされていくうちに、だんだん色が抜けてきたり、カビが発生したり、木が腐食してしまったりすることがあります。きちんとお手入れをしなければ2~3年の寿命ということも。いつまでもきれいに使い続けるために、定期的なメンテナンスをしていきましょう。
ウッドアイテムにはソフトウッドとハードウッドの2つのタイプがあり、それぞれお手入れ方法が違います。
ソフトウッドのお手入れ方法
ソフトウッドとは杉、赤松、ヒノキ、レッドシダーなどの針葉樹系の木材です。木の繊維の密度が粗く、やわらかく加工しやすい特徴を持ちますが、長持ちしないという欠点があります。ソフトウッドは水を吸いやすく、腐食を起こしやすいため、水から木を守ることが大切です。
ソフトウッドのメンテナンスには木材保護塗料(ステイン)および防虫防腐塗装剤を1年に1回程度のペースで塗ることが必須です。塗料といっても、ペンキなどとは違い、木の美しさをさらに引き出す効果があり、内側から木材を保護してくれます。
ハードウッドのお手入れ方法
ハードウッドはイペ、ウリン、バツなどの広葉樹系の木から作られた木材です。ハードウッドはその名のとおり堅い樹木で、木の繊維の密度が高いため、水分が浸透しづらく防虫成分があるため、長持ちします。基本的にはメンテナンスを必要とせず、20~30年は持つといわれます。美観を気にする場合は、定期的に木材保護塗料を塗布するといいでしょう。
そのほか、リサイクルプラスチックや廃木粉を混ぜて作った人工木などもあります。ソフトウッドより2割程度値段が高く、木の香りはしませんが、見た目には天然木の風合いを楽しめます。それにくわえ、プラスチックが混入されているため、水分をほとんど含まず、腐ったり害虫がついたりなどの心配がありません。このように、ほぼメンテナンスがいらないことから湿気が多い場所に使うこともできます。
ウッド素材のエクステリアを長く楽しむ
ナチュラルガーデンを作るために欠かせないウッド素材のアイテム。用途や種類も数多くあり、組み合わせて、いろいろな庭のデザインを考えるのも楽しいですね。お気に入りのアイテムだからこそ、長く使えるように定期的なメンテナンスを行いましょう。
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