アンティーク雑貨を使ったヨーロッパ風の庭づくりにチャレンジ!
時間を経ることで生み出されたアンティーク雑貨は、特有な風合いを醸し出す素敵なアイテムです。自然と共生するアイテムとして、ヨーロッパでは室内だけでなく庭づくりにも生かされています。そんなアンティーク雑貨を使った、庭づくりにチャレンジしてみませんか?素敵なヨーロッパ風の庭を目の前に再現してみましょう。
アンティークレンガを使った花壇とアプローチ
何年もの間、実際に建物を支えてきた古びたレンガのことを、アンティークレンガと呼んでいます。土を固め型にはめて作ったレンガは、長年風雨にさらされたことで表面は凸凹になり、角は削れ、色も形は不揃い。実に味わい深いものへと変化しています。このようなアンティークレンガは、植物との相性も非常によく、庭使いには最適です。
そんなアンティークレンガを、ぜひ庭づくりに生かしてみましょう。地面にはめ込んで、ヨーロッパの石畳を思わせるアプローチを再現したり、微妙に色の異なるレンガを積み上げて花壇を作るのも素敵です。作る前には簡単な設計図を書いて、必要なレンガの数を把握しておくといいでしょう。持ち運びが大変なので、エクステリア工事専門店などでのお取り寄せがおすすめです。
鉢やポットにもこだわりを
ヨーロッパ風の庭といえば、シンプルな素焼きのテラコッタ鉢をよく見かけます。土色が美しいテラコッタも、経時変化と共に色が変わり、一部に苔が生えたりして、徐々に風合いを増してくれるアイテムです。また、アンティーク風の仕上げを施した陶器鉢もおすすめ。冷めた感じのブルーやイエローなど、アンティークカラーに着色されたものや、表面にクラッキング加工がされているものなど、自宅の庭の雰囲気にあったものを選んでみましょう。
このほかにも、ブリキやホーロー素材のポットなどもアンティークな風合いを感じるアイテム。雨に濡れてできた錆や色あせも、自然な変化として楽しめそうです。
曲線を生かしたガーデンファニチャー
庭を彩るアイテムとして欠かせないのが、ガーデンファニチャーです。ヨーロッパのオープンカフェをイメージして作られたテーブルと椅子のセットや、天板に天然石をモザイク模様にあしらったテーブルも素敵です。ヨーロッパを意識したアール(曲線)加工が施されたものは、流れるような曲線のフォルムが美しく、優雅な雰囲気も醸し出します。庭にスペースがないときには、折り畳み式のものが便利です。
小物にも注目して
おおまかな庭のレイアウトができたら、小物にも注目してみましょう。レトロな立水栓、アンティークな雰囲気のポストやブリキのジョーロ。庭を照らすライトには、レトロなランタン風のものを選ぶなど、小物にも注目すると、一層庭づくりが楽しくなります。
ほかにも、ウォールデコレーションに使えるアイアン素材のプレートや、石を素材に動物を象ったオブジェも加えてみましょう。小さな雑貨がより一層庭を楽しく演出してくれます。
全て本物のアンティークで揃えようとすると、高価でなかなか手が出せませんが、アンティーク風の仕上げを施した製品というだけでも、十分にその雰囲気を楽しむことができます。上手にレイアウトして、植物たちの力を借りれば、いつのまにか素敵なヨーロッパ風の庭が出来上がります。時間と共に変化していくアイテムと植物が共生する庭を、ぜひ楽しんでください。
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