室内でも楽しめる!梅雨の風物詩アジサイを育ててみよう

ガーデニング

梅雨の時期にイメージする花といえばアジサイ。アジサイは西洋アジサイも合わせると40種類にもなり、とても品種の多い植物です。最近は室内でも育てられるミニアジサイなども出てきています。5月から7月、梅雨の時期を彩るアジサイを育ててみませんか。

今さらだけどアジサイって?

アジサイは、5月から7月の間に開花する低木です。開花する時期がちょうど梅雨の時期にあたり、土壌が酸性かアルカリ性かによって咲かせる花の色が青や赤に変わるユニークな特性を持っています。多くの人が花だと思っているのは、装飾花とよばれる花のガク。オシベやメシベが退化してしまって実を結ぶことのない部分なんです。
なんとアジサイの原産地は日本だといわれています。鎌倉時代ころから植えられるようになり、アジサイを詠んだ和歌も多数残っているようです。
その後、日本から中国経由でヨーロッパに渡ったあと、品種改良された色の豊富な西洋アジサイなどが逆輸入されました。

アジサイの植え付け

アジサイの植え付けは3月から4月ころ、もしくは開花時期の5月から7月、その後の秋時期9月などが適しています。日本の土は弱酸性が多いため、赤い花を咲かせたい場合は、石灰を少量まぜ、土壌がアルカリ性になるようにします。逆に青い花を咲かせたい場合は、ピートモスや鹿沼土など酸性にする土を配合するといいでしょう。
花を植える箇所に堆肥や腐葉土など栄養になる土を混ぜ、植え付けます。

水やりと肥料がポイント

アジサイを育てるときにポイントになるのが、水やりです。通常は1日1回、夏場など暑い時期は1日2回朝と晩にあげるのが目安です。アジサイは葉も大きく非常によく水を吸う植物です。土が乾いたら根本から水をあげるようにしましょう。水が完全に切れてしまうとすぐに葉が枯れたり枝がしなってきたりして、元に戻らなくなってしまいます。
肥料は、鶏糞、堆肥、油かすなどを開花前と開花後、また秋口9月ごろにあげるのが目安です。

開花後は付け根から剪定しよう

開花後、翌年も花を咲かせるために大切なのが、剪定です。花が枯れた後6月から7月ころ花の根本からカットします。アジサイが伸びすぎて、もう少し株のサイズを小ぶりにしたいという場合もこの時期に小さ目にカットしてしまいましょう。その後、充実期とよばれる時期を経て翌年の梅雨時期にまた美しい花を咲かせてくれるのです。剪定が遅れてしまうと、この充実期が充分でなくなるため、花が咲かないといったことが起こってしまいます。

いろんな色の変化を楽しめるミニアジサイも

花屋さんなどで室内でも育てられるミニサイズのアジサイもよく見かけるようになってきました。紫や赤、白、グリーンなど、さまざまな色のアジサイがあり、たくさんの色が集まると小さなミニブーケのようで部屋に置いてもたいへんかわいらしいです。
こちらも水を絶やさないようにして、適度に肥料を与え、害虫が気になる場合はベンレート水和剤などの殺虫剤を春から夏にかけての時期に、数回程度葉にかけるようにすれば、育てられます。来年の梅雨の時期の開花を目指してアジサイを育ててみてはいかがでしょうか。

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